PLを初めて任された…!
若くしてプロジェクトリーダー(PL)を任されたあなた、案件を無事に遂行していきたいけど、そもそもその方法ってよくわかんないですよね…?
正直、私もいきなりPLをやってくれと言われたときは、小さい案件でもとても緊張したのを覚えています。。。
そんな新米PLのあなたでも、この記事に書いてある以下の3つの方法を実践すれば、上手く案件を成功へと導けます!
①信頼できるメンバーを決める
②昼休憩を予定に入れる
③PM・PMOとの線引きをする
この3つの方法は、実際にPLを務めた後で、SE歴20年以上の大先輩から教えていただきました。
実際にこの方法を実践するだけで、
・遅延が常態化
・炎上ギリギリ
・原価ギリギリ
のようなプロジェクトでも、オンスケやアヘッド状態に戻すことができたと言っていました。
ぜひ、あなたもこのポイントを押さえて、新米PLとしていいスタートを切ってください!
※ちなみに、PMとしてプロジェクトが炎上しないように心がけることは以下の記事をご覧ください…!
新米PLがやるべきことについて
まず、新米・ベテランに限らず「PL(プロジェクトリーダー)」がこなすべきタスクとは何でしょうか。
色んな意見があると思いますが、私個人の考えをここではお伝えいたします。
・現場側の”teacher”であること
・QCDのうち特にQに責任を持つ
※QCD→Quality(質)、Cost(費用)、Delivery(納期)
の頭文字をとったもの
大まかに言えば、以上の2つです。
これは、
メンバーから業務要件や処理の方針を聞かれたときに、自分が責任者として答えられる・判断できることがPLの役割だ
という考えからきています。
では、こちらの2つのタスクをこなすという観点から、なぜ先ほどの3つの方法が必要になるのかについて詳しく説明していきたいと思います!
PLとして必要なポイント(再掲)
①信頼できるメンバーを決める
②昼休憩を予定に入れる
③PM・PMOとの線引きをする
①信頼できるメンバーを決める
とにかく最初にやるべきことは「メンバーの見極め」です。
これはPLになってからやるというよりも、PLになる前段階から意識しておくべきことです。
PLでの失敗あるあるは
1人で多くのタスクを抱え込んでしまう
です。
これは「失踪」するPL全員がやってしまいます。
「失踪」とは・・・
だいたい休職・退職を指します。
本当に急にいなくなるので、失踪と呼ばれています…
なぜ1人で抱え込んでしまうかというと、誰のことも頼らないと思ってしまうからですよね。
だからこそ、信頼できる人を見つけて、その日に仕事を負担してもらうことが大切になります。
現場側の”teacher”である以上、色んな人へ教えたり指示したりします。それを全部やるわけではなく、信頼できる人からも些細なことは教えていける体制を作っておくんです。
信頼できるポイントは人それぞれですが、個人的には「コミュニケーションが苦痛にならない人」がおすすめです。
どうしても、会議や報告の場で話してて苦しい人はいるものです。そういう人と上手く付き合うのはただ気苦労を重ねるだけです。
できる限り穏便に、心朗らかに接することができる人を信頼できると思って予め育てておくと仕事が楽になります!
これらをすることで、PLの大切な仕事である品質管理に注力しやすくなります。
先ほども述べましたが、Q(Quality、品質)の責任者がPLです。この高さこそがPL自身の質・価値を決めます。
そこに大きくリソースを割くためにも、ぜひ実践してください!
②昼休憩を予定に入れる
ごもっともです。
多分こんなアドバイスは世界で唯一です。
では、なぜこんなことが大事なのか。
それは
1人になれる時間を作れる
からです。
(もちろん単純に、食べなきゃ体力が持たないというのもあります)
リーダーとして、”teacher”として、いろんな人からいろんな相談を受けるのは想像以上に大変なものです。
そんな時にパソコンやタブレットに向かって日中夜仕事をしているのはNGです🙅♂️🙅♂️
1人で思索にふける時間を取ることで、考えもまとまりやすくなりますし、リフレッシュできます。
「失踪」してしまうPLはだいたいお昼を食べません…体力的にやられるのもありますが、大体は精神的な「病み」が原因です。
ですから、「失踪」しないためにもお昼の時間を確保しておくことは想像以上に必須スキルになります!
③PM・PMOとの線引きをする
これは①と似ていますが、上の立場・同等の立場の人との付き合い方です。
何でもかんでもやろうとするのはPLのあるあるですが、それはPM・PMOのあるあるでもあります。
そこでPMに大きく任せてしまうと、現場をわかってない人間が大きな介入することになってしまうので、本当にメンバーが大混乱になります。
まさに
事件は概要で起きてるんじゃない!
現場で起きてるんだ!
です。
ともかく、介入したがりのPMに対して、どこまでが現場側として責任を持ってやっていく部分なのかは明確にしましょう。
PMとの不和は確実にプロジェクトの炎上を招きます。
そうならないためにも、事前のコミュニケーションルールを整えておきましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
これまで話した内容をまとめると以下の通りです。
前提・・・
PLは
「現場側の”teacher”」
「QCDのQの責任者」
その上で・・・
・なんでもやらないことが大事!
→①信頼できる人を見つける
・思い悩まない
→②昼食の時間を確保する
・仕事の線引きをしっかりする
→③PM・PMOと事前の調整を絶対行う!
ぜひ、この方法であなたが素敵でかっこいいPLとしてプロジェクトを成功へと導けることを祈っています!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!