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大手のSIerはつまらない?実は文系こそ活躍できるって本当?!

大手のSIerは退屈?!

SIerの給料は高いよ〜

こんなことを言われてSIerを志望しているけど、実際の職務はイマイチよくわかっていないってことはよくあります。
あなたもSIerを目指すなら、以下のことは押さえておいた方がよいでしょう。

SIerは本当につまらない!
けど、人によってはIT業界の中では向いてる…!

SIerはなぜつまらない?


SIerがつまらないと感じる理由は主に2つです。

①プログラミング・コーディングとはあまり関わらないから
②新しいことに挑戦できる機会があまりないから

SIerって特殊…?

もちろん、SIerの仕事をすることが悪いとは言いません。
ただ、いわゆるプログラマーとは異なった仕事内容であるということは要注意です!

SIerってなにやるの?

SIerの仕事の主な内容は一言で言えば「調整」です!
お客様(ユーザ)と、システム側(エンジニア)の間を取り持って、両者がwin-winであるように関係を構築していくことが主な役割です。
そのため、業態としては「BtoB」であることがほとんどであり、そのために大手のSIerというのが発展しやすくなっているということです。
代表的な企業は、野村総研、伊藤忠、日立、富士通などですね。

超有名も有名な企業だ…!

これ以外にも多くの企業がSIerとしての役割を担っていますが、どんな企業でもやってることは同じです。

では、具体的に何をするのか少し説明します。
ある企業が何かシステムを作りたい・改修したいと考えます。
たとえば、
「この業務は効率が悪く、生産性が上がらない。もっと早く簡潔に処理をしたい」
といった、要望を持っている企業があるとしましょう。
そこで依頼を受けたSIerは、まずその企業の業務内容を分析して課題を見つけ出します。
その上で「どのようなシステムを構築・修理すればいいか」を提案します。いわゆる要件定義ですね。
要件が決まったら、
設計
→システム開発
→テスト
→移行
と進んでいきます。
移行やシステムを導入する作業のことは「リリース」とよく呼びます。
リリース後もシステムが正しく作動しているかを保守という形でサポートします。

つらまないと感じる最大の理由

このうち、SIerが大きく関与するのは設計よりも前の段階、いわゆる上流工程であることが多いです。
そして、上流工程での仕事がメインであること、これこそがSIerをつまらなく思わせる要因なのです。

プログラミングとは無縁

上流工程ではいわゆるプログラミング的なことは一切出てきません。むしろお客様側はそういう知識が0であることがほとんどです。
「SQLってなに?」とか「ぱいそん…?」みたいな感じです。
それゆえに、プログラミング・コーティングと関わることは必然的に少なくなりますよね。
もちろん、システム側からの意見を理解できることが前提ですので、知識が要らないとはいいません。
ですが、実際にシステムを作るのはプログラマーたちです。残念ながら、そういう1番楽しみを感じやすい工程とは無縁なのです…🥲

調整こそ本命

そして、上流工程で大事なことは、
とにかくお客様と要件を定めること
リリースまでの流れを明確にすること
の2つです。
システムの大元の大元を定めるので責任は大きいですよね。その一方で自由度は狭いです…😔
当然お客様の意見を大事にしつつ、システム側の都合や要望を参考にしなければいけないので、自分で何かを決めて進んでいくということは少ないです。
特に大手であればあるほど、しがらみや組織内でのフローなどが面倒で、やりづらさを感じてしまうかもしれません。
だからこそ、何かに挑戦していくということはほぼありません。やり方を提案するということはありえますが、どちらかというとそれはユーザとシステム側のそれぞれが出してくれるものですからね。
挑戦者精神に溢れている人には向かないと思います😓

SIerを楽しみたい!


とは言っても、SIerも楽しめる仕事ではあると思います!
SIerを目指すあなたにおすすめの楽しみ方を教えましょう。

①社内のコミュニティを広げる
②先手を打っておく

1つ目は大手のSIerならではの楽しみ方です。
SIerはIT業界の中では関係する人・一緒に仕事する人が多いのが特徴です。調整する中でいろんな人と関わりますからね。
その人脈を広げていくのはとても楽しいことですし、周りと仲良く頑張る!というのが好きになれる人であれば、ハマっていくと思います。

2つ目は仕事をする上での楽しみ方ですね。
調整役がメインとなるがゆえに、どうしても受け身での対応を迫られることが多いです。
だからこそ逆転の発想として、先回りをするような仕事の仕方をするのはアリだと思います!
難しいことですが、慣れてきた頃にこういうことに取り組んでいくと、新鮮さがありますよね。
また、気が利く仕事のできる人間と周りから思われることはプラスになります。対人コミュニケーション能力はいつの時代でも大事ですからね。
そのうちの出世にも大きく影響してきます!

まとめ


この記事では、大手のSIerがなぜつまらないのか、どうすれば楽しめるのかを解説しました!

SIerはここがポイント!

・上流工程がメイン
→つまんないと感じる人も多い…
→でも社内外の多くの人と関われるのが楽しい!

・挑戦より調整
→やりがいは感じにくいかも…
→その分、人間関係のスキルは上がるかも!

ぜひこの記事を読んで、SIer自体にもIT自体にも興味を持ってもらえたら嬉しいです☺️

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!