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有能なPMになるための方法3選
これから本格的にPM業を行っていくあなた、できればプロジェクトの炎上とは無縁でいたいけど、そもそもどうやったらプロジェクトを成功に導けるのか、万が一炎上してしまった時の対処法ってよくわかんないですよね…😓
でも、この方法を使えば、プロジェクトを上手く遂行することができ、万が一炎上しかけても、上手く事態を収拾できます!
実践すべき点は以下の3つです!
①無能な開発者にも「タスク」を振る
②会議はできるだけ少なく!
③厳しいくらいの進捗管理
実は、このやり方で、私が異動した後の部署では、1億円レベルの開発規模で炎上とは無縁のプロジェクト遂行を実現した一方、このやり方と離れていた異動前のプロジェクトでは、数千万レベルの案件でもプチ炎上を繰り返していました…😇
炎上案件の経験談について
まず、炎上案件ってどんな感じなのかというのを、実際に体験した私自身の実施者としての目線からお伝えしたいと思います。
①何していいかわかんない
炎上中はとにかく指示が行き交います。
これを優先して欲しいとか、○○を調べて欲しいとか、××は何もいじるなとかです。
これ自体は普通の案件でもありますが、とにかく量が多いのと朝令暮改が多いんですよね。
これ今やってるけど本当に必要なのか…?
という疑問を抱きながらの終わりの見えない作業が延々と続く感じで、本当に神経をすり減らします…😇
②誰に聞けばいいかわかんない
これは特に経験が浅い実施者の場合はあるあるですね。私の場合は1,2年目ということもあり、全然わかんないことだらけだったのですが、誰にわかんないことを質問していいのかがもはやわかんなかったです。
もちろん、チャットアプリやメールはありますが、日々膨大なやり取りがある中でスルーされることも多く、せっかく出社してもリーダーが捕まらず質問できないということが多かったです。
③だらだら期限が伸びる
とにもかくにも実施者としてやることが多いのですが、それを取り仕切る側のPMOの方々もてんやわんやで大変です。
できれば、毎日ちゃんと期限を守って成果を出していきたいのですが、1,2年目としてそこまで実力がないのもあり、②で話したように誰かに聞いて何とかするということもままならず、進捗でビハインドになってしまいました。
ただ、そのことを話しても「じゃあ明日までに頑張ろうか」というようにどんどん後ろ倒しにされてしまいました。
もちろん、それをずっと続けるわけにもいかず、何とか終わらせるのですが、気付けば全体としてもどんどん遅延が続いていくという負のループに入ってしまっていました…
炎上案件の立て直し術
それでは、いざ炎上案件になってしまったら、どのように建て直していくのかを解説していきます!
実際に私が炎上案件を経験した時の課長から、「あの時こうすればよかったよね」というのを聞いたものをまとめました。
ちなみにその課長というのは、後から聞いた話ですが、某大手銀行のシステム改修で炎上していたところをしっかり収めて期限内にやり切り、その後もエラーを出さないシステムを作り上げたすごい人だったんですよね…笑
①無能な開発者にも「タスク」を振る
意外かもしれませんが、これが1番大事だと言われました。
その課長曰く、
わかんない人に教えてる暇はない。極論わかる人だけがやればいい。
でも「無能」な人をプロジェクトの蚊帳の外にしたらダメだぞ。そうなると不満を持ってチーム全体に悪影響を与える。だから仕事は与えてやるんだ。
とのことでした。
詳しく説明すると、
できない人にアウトプットの質を求めてはいけない。
→アウトプットが決まってるもの、質より量が優先されるものを任せて、放置させておく
ということです。
具体的には、書類の整理やテストの結果の整理などです。PMOの手伝いみたいな感じですね。
できない人はできないなりに何かしたいと思ってはいます。それに「なんでできねえんだ!」と怒鳴ったところでできるようには残念ながらなりません☹️
だったら、少しでも「仕事やってる感」があるタスクを任せて、チームに貢献してるという実感を与えてあげることが大切です。
これによって、できる人により難しい仕事を任せることもでき、タスクの配分も上手くいくようになります!
②会議はできるだけ少なく!
これも意外かもしれません。
もちろん、関係各所との会議はして欲しいです。
ただ、それ以外の進捗確認などはPMOなどに任せて、PMでしかできない仕事に全振りして欲しいです。
特に、現場からの意見の吸い上げです。
炎上プロジェクトでは、どこが問題かを突き止める必要があります。それを全てPMOの意見をもとに決めてしまうと、非常に危険です。
PMOがしっかりしていない場合もありますし、PLがダメな場合もあります。
なるべく多くの人からヒアリングした上で、ボトルネックとなる場所を見つけて、解消していきましょう!
③厳しいくらいの進捗管理
炎上案件でとにかく大事なのはスケジュールを組み直すことです。そして、その組み直したスケジュールを着実に遂行してもらうことです。
そこで大切になるのが、無理のないスケジュールを先に立ててしまうことです。
残業が前提になってないか、人月の見積もりが厳しくないかなど、こういう調整を上層部や顧客に掛け合って行ってこそPMです。
炎上してるものを鎮火するわけですので、無理させたくなる気持ちもわかりますが、大体うまくいかないです…
余裕を持ったスケジュールを組み、それをメンバーにしっかり伝達します。これだけ余裕があるんだからきちんとやってくれと話し、PMOに日々進捗を見張ってもらいます。
むしろここまでして初めて案件は上手くいきます。そこはマネージャーとして覚悟を持ってメンバーに接してください。
まとめ
①無能な開発者にも「タスク」を振る
→量が求められるもの、質が関係ないものをやらせる!
②会議はできるだけ少なく!
→打ち合わせより現場からの意見を聞こう!
③厳しいくらいの進捗管理
→余裕を持たせて確実に守らせる!
私はまだPMではないので、「実際にやってみた!」という形で紹介できないですが、経験者からのアドバイス・知見はとても役に立ちます。
また、炎上案件になったときの対処法という形で紹介いたしましたが、この方法をプロジェクト立ち上げ時から実施すれば、炎上案件にしない方法としても流用できます!
ぜひ、他にもいろんな記事を読んで、色々なやり方を経験値として吸収していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!